作品の名前もまた、作品の一部です。
ピアスを作って、青いピアスや、ビーズを使ったピアスではそっけないと思いませんか?
また作品名までこだわると、見る人も作り手のこだわりに触れてくれることでしょう。
イメージが膨らむ名前の付け方
青いピアス。このピアスを作った時に、その青は、何を想像しましたか?
- 空
- 海
- 水
- 雨
- 花
- キャンディー
- ただ、ただ青い
- 葵
- 碧
- 藍
想像したものは何でもよいのです。でもその想像したものを作品名に込めてあげると、見る人も、想像が膨らむと思います。
作品を作って、「勝手に想像して」、「私のこと理解して」、「みればわかるでしょう」というのは、作家の傲慢だと思います。
観賞用の、アート作品をつくるのと、販売を目的とした作品=商品をつくるのはしっかりと区別して、自分はどちらで行くのかを決めたほうが良いと思います。
しっかりと説明してあげることが大事なのです。
空
空からの想像で製作したとします。
空にもいろいろあります。
- 晴天のあおぞら
- 夕焼け空
- あさぼらけ
- しののめ
- 夜空
- 星空
空のピアス。これも悪くないでしょう。でもどんな空かも説明すると、もっとイメージがわくのではないでしょうか?
青い空。深い青は星空でもあります。夕焼けだと赤になるかもしれません
星空
星空のピアス。これだけでも良いと思いますが、どんな、星空なのでしょう?
- 静かな星空
- あの見た星空
- 空いっぱいに広がる星空
- 夜の宝石
- 炭酸の泡がはじけるような星空
- 吸い込まれそうな星空
ここからは、仕上げになります。あなたのあなただけの経験を作品に込めていきましょう。
初めにどのように思ってこのピアスを作ろうとおもいましたか?
多分それは、あなたが今まで経験してきた、実際に見てきた星空のことを想像してここまでたどり着いています。
炭酸の泡がはじけるような星空
- 炭酸の泡
- たんさんのあわ
- 炭酸のあわ
日本語には、漢字とひらがな、カタカナがあります。ひらがなを使うと、柔らかい印象になります。
そういった語彙も考えていくと、作品の印象も変わると思います。
炭酸の泡
ちょっと堅い
たんさんのあわ
かわいい
炭酸のあわ
やわらかくてしっかりしている
炭酸のあわのがはじけるような星空のピアス
このような名前を付けてみました。2022年4月10日現在、ミンネにおいてこのような名前のピアスはありません。
名前の付け方はここまでですが、ここから大事なのは、このことをコンセプト(作品の説明)にいかに落としていくかということです。
「炭酸のあわのがはじけるような星空」のあなたのあなたにしかない経験をコンセプトに入れていくと、言葉だけで、あなただけのオリジナルのアクセサリへと語っていきます。
個々ではこのように前を付けましたが、
例えば、星空のピアスとしておいて商品説明欄に、炭酸のあわがはじけるようなという説明を追加していくのもよいことだと思っています。
次は、コンセプト、作品説明の書き方についても説明していきたいと思います